時事の見方                           

                              2007.9.28 
***** 福田内閣が誕生いたしました。 *****
<質問>
      小泉内閣の時、年金未払い問題で官房長官を辞任した時にはこの
人の芽はもう無いとおもったのと、その後の政局には出て来な
かったので過去の人との印象でしたが、突然候補に挙がり、あれよ
あれよと言う間に首相になってしまいました。見方を変えれば鮮や
かな手腕と考えられます。老師の印象はどうですか。
<回答> 
官房長官を辞任した時点から、明らかに次期内閣をねらっていた
と思います。したがってそれ以降、可能性のある派閥の長と綿密な
連絡をとり、次期政権獲得のための水面下の工作を真剣にやって居
たと思います。それでなければ、あれほど早く他の派閥との協力が
得られるとは思えません。
<質問>
派閥の領袖を党役員に据え、政治改革よりも自民党を守るという
印象が強くなっています。老師の見方は如何でしょうか。
<回答> 
他の派閥の領袖を役員に付けるのでなければ、組閣はそう簡単に
は出来ないと思います。
 
<質問>
第二次安倍内閣閣僚の多くを替えませんでした。閣僚の国会での
答弁能力を重視するためと言われていますが、意図するところは
何なのでしょうか。
<回答> 
他の派閥の協力を得て、組閣を早くするという努力をしたと見て
居ります。波乱を起こさずに安全な組閣をしたいという意図が
あったと思います。
<質問>
福田首相は小沢民主党と渡り合う最強の選択との声もありますが
老師はどう見られていますか。
<回答> 
現状では最強の布陣であると思いますが、小沢氏との対決では、
実際に戦って見ないとどちらが強いか分からないと思います。
 
***** 安倍前首相の突然の政権放棄について *****
<質問>
       小渕首相は突然死でした。首相の坐の過酷さを垣間見る思い
ですが、選挙で大敗した時に辞めておけばこのような事態を回避
できたと思うのですが、判断能力を失うほど平静さを失っていた
のでしょうか。
 
<回答> 
数回に亘る閣僚の自殺や辞任で、自律神経のバランスが維持
出来なく成り、健康の回復が不可能になつたと見て居ります。
自律神経のバランスについて普段から鍛錬している人と、
そうでない人との違いは、この辺ではっきり出て来るという
見方をして居ります。
<質問>
健康が悪化していたとありますが、1説にはウツとのうわさが
流れ、1説には陰謀とのうわさもある辞任でした。参議院選で
自民党の顔としての効果が無かったので政治力が働いたと見る
のが妥当でしょうか。
<回答> 
ウツであるとか陰謀であるとかという噂は、全く採るに足ら
ない風評で、次期の内閣が固まる迄頑張った態度は、首相として
当然の努力であったと思います。
                          以上